いきなりどうでもいいのだが、まずこの本を読み終えた後に、彦摩呂(ひこまろ)の「味のIT革命や~!!!!」がまず思いついた・・・
さて冗談はさておき、非常に面白い。ちょうど今この時代をITもといウェブという世界で起きていることを正確に、非常にわかりやすい切り口で解説している。
[自分なりのまとめ]
インターネットの真の意味を以下のように定義している。
「インターネットの真の意味は、不特定多数無限大の人々とのつながりをもつためのコストがほぼゼロになったということである。」
さらに、不特定多数の個が、たとえ限りなくゼロに近い値だとしても、それが無限大になることにより、不特定多数×無限大=Somethingな価値を生み出すと。
玉石混交の厖大な量のコンテンツの中から「石」をふるいよけて、「玉」を見出す技術も、日々進化して、人の手ではなくネットの「あちら側」の情報発電所が自動で、チープに勝手にやってくれるので、「こちら側」である人間は、その集約された情報のみを利用することができる。
また、情報も、ダーウィンの進化論同様、厖大な個、情報というものは、その中で自動に自然淘汰され、有効、必然である個、情報だけが生き残り、その他のものは自らの集団の中で自然淘汰される。
「こちら側」から「あちら側」へのシフトがweb2.0であり、今後10年のウェブの進化のあり方であり、今後十年は、ウェブの進化に伴い、経済のあり方、会社のあり方、それを梱包する社会、世界において大きな再構築、新しい価値の誕生、古い価値の衰退が起こり、今までにはない新たなステージが展開されるであろう。
[感想]
進化という言葉どおり、ウェブ上ではすさまじい速度で、根本的な変化が起こっている。あまりのスピードで、こちらから積極的、あるいは仕事の一部として情報を収集しなければ、一般の生活をしてるだけでは、最先端には追いつかないし、追いついたと思って安心していると、すぐにおいていかれてしまう。
そんな中でこの本は、ちょうど進化の中でこの時点での出来事をわかりやすくまとめており、現時点でのウェブの進化、将来像を知る上で非常に勉強になった。ただ、一年後にこの本を読んでも、すでに古い情報ばかりで、旬は長くて後半年なのかなと。
今後、ウェブですごい速度で繋がっていく世界、新しい形式で集約されていく情報達の中で、今後10年でどのように世界になるのか、それを幸福な繁栄というのかどうかなのかは、10年後にならないとわからないと思う。自分としては、どんな世界になろうが、個の小さな(家族であったり、恋人であったり、夜に呑む一杯のお酒)幸せはいつになっても存在すると思うが、それがいくら集約されたとしても、絶対的な全世界を包む幸せはないと思っている。
情報的にどう構築されようが、それを使用するのが人間である限り、情報はサブであり、メインの人間が、集約された情報をどういった方向で捕らえ、利用して、どういう思想で今後進んでいくのだろうか、不安とともに、楽しみであるよな、もやもやした後味が残った。
[箇条書き]
[次の10年の三代潮流」
・インターネット
・チープ革命
・オープンソース
[三代潮流の相乗効果から生まれる三大法則]
・神の視点からの世界理解
厖大な量のミクロな動きを全体として把握すること
・ネット上に作った人間の分身がカネを稼いでくれる新しい経済圏
自分が働かなくても分身が日昼夜問わず、ネット上で稼いでくれる
・≒無限大×≒ゼロ=Something、あるいは、消えて失われていったはずの価値の集積
一億人からの三秒を集めることにより、一万人が一日働いて生み出すのと同等の価値を創出する
[こちら側]
インターネットの利用者、つまり私たち一人一人に密着したフィジカルな世界
[あちら側]
インターネット空間に浮かぶ巨大な情報発電所ともいうべきバーシャルな世界
[googleのミッション]
世界中の情報を組織化(オーガナイズ)し、それをあまねく誰からでもアクセスできるようにすること
生物圏が「神の意志」たるならば、「インターネットの無限大の意志」に従えば、インターネット上はより良い場所になる。